すっぽんスッポンは爬虫綱REPTILIA-カメ目Testudines-スッポン科Trionychidaeに属し、学名はPelodiscus sinensisで統一されています。国内でスッポンと考えられる考古資料がはじめて現れるのは、弥生時代中期の銅鐸においてであり、文字資料でスッポンについての記述が初めて確認されるのは『養老律』の職式律疏文と思われています。
『続日本紀』には文武元(697)年に近江国から白いスッポン、丹波国から 白いシカが瑞祥のひとつとして献上されたとの記述もあります。食用・瑞祥以外のスッポンの用途を知る資料として『延喜式』があり、山城国と摂津国から、スッポンの甲羅が薬として納められたことが記されていることから、本草学の知識がすでに取り
入れられていたことがわかります。本草学は薬用植物だけではなく動物や鉱物なども載せられている
中国の薬物学で、スッポンについての記述は本草学書に多く見られます。

国内でスッポン料理が普及し始めたのは17世紀末頃の大坂からとされており、元来この地に生息数が多かった
ことや江戸と並ぶ文化の一大中心地であったことが主な要因として挙げられます。

昔からタンパク源として食されていたスッポン

国内でスッポン料理が普及し始めたのは17世紀末頃の大坂からとされており、元来この地に生息数が多かった
ことや江戸と並ぶ文化の一大中心地であったことが主な要因として挙げられます。

ケアサンクス
日本には古くから川や池、沼に天然すっぽんが棲息しており、江戸時代には、弥次さん・喜多さん で有名な十返舎一九の「東海道中膝栗毛」三島宿で、すっぽんにまつわるエピソードが書かれてい るなど、その頃には既に庶民にも知られていました。栄養価が高く良質のたんぱく質源として昔から食されていました。

現代では高級食材として、いろいろな料理調法で楽しめるすっぽん料理

ケアサンクス すっぽん料理

漢方としての部位別スッポン名称

【龞血】ベツケツ(本草綱目)【龞甲】ベッコウ(新農本草経)
【龞甲膠】ベッコウコウ(衛生宝鑑)【龞脂】ベツシ(本草綱目)【龞胆】ベツタン(本草綱目)【龞頭】ベットウ(唐本草)【龞肉】ベツニク(名医別録)【龞卵】ベツラン(本草篆筌)

ケアサンクス すっぽん